株価基準日:2026年10月23日(金)
Chart Craftでは、株価の長期的位置、移動平均線、出来高、信用需給、業績を組み合わせ、上放れに向けた底練りを分析しています。今週は、個別審査で71点のB評価となった「しまむら(8227)」を取り上げます。
1.今週の確認済み底練り候補
「明日上がる株」を探している方にも、最初に確認してほしいのは値上がりの予言ではなく、上昇の準備が整っているかという点です。株初心者や銘柄選びに時間をかけにくい方向けに、しまむら(8227)の株価位置・移動平均線・信用需給を整理します。
| 銘柄名 | しまむら(8227) |
|---|---|
| 10月23日終値 | 3,329円 |
| 総合評価 | 71点/100点・B評価 |
| 判定区分 | 底練り・準備段階 |
| 主要支持帯 | 3,022.52〜3,209.48円 |
| 主要抵抗線 | 3,602円 |
| 上放れ判定 | 未確認 |
しまむらは長期間の調整を経て移動平均線が収斂し、信用買い残に整理が見られます。一方、明確な安値切り上げや主要抵抗線の突破は確認できておらず、上昇初動とは判定していません。
図1:しまむら(8227)の週足チャート(対象期間:2025年10月1日〜2026年10月23日)

図1は、日足の実測データを週単位に集計したローソク足、13週・26週移動平均線、週次出来高、支持帯、抵抗線を表示したものです。底練り判定期間は29週です。本文の5日・20日・60日・100日移動平均線は、週足チャートとは別に日足データから計算した指標です。
2.しまむらのチャート分析
29完成週の底練り
底練り判定期間は2026年4月10日の週から29完成週。先行する株価調整率は17.38%です。安値の確認地点は5月8日3,116円、6月26日3,116円、9月4日3,137円で、直近と初回の差は約0.67%。当サイトの基準では明確な切り上げではなく、横ばいと評価しています。
週足と日足から確認する株価の状態
週足チャートでは2025年末から2026年前半の値動きと、その後の底値圏での推移を確認できます。13週・26週移動平均線は中期的な株価構造の把握に使用し、日足の5日・20日・60日・100日移動平均線は短期から中期の収斂を評価するために使用しています。時間軸が異なるため、両者を同一の指標として扱いません。
日足移動平均線の収斂
| 指標 | 10月23日時点 |
|---|---|
| 5日移動平均線 | 3,328.20円 |
| 20日移動平均線 | 3,280.95円 |
| 60日移動平均線 | 3,306.53円 |
| 100日移動平均線 | 3,310.65円 |
| 4本の収斂率 | 約1.42% |
短期から中期の移動平均線が接近しています。ただし収斂後の方向は未確定です。出来高を伴う上値試しや支持帯の維持が重要になります。
3.信用需給の変化
10月22日申込分(10月23日公表)の信用取引残高は、買い残127,700株、売り残32,500株、信用倍率約3.93倍です。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 買い残4週変化 | −17.04% |
| 売り残4週変化 | +45.06% |
| 買い残(10/22) | 127,700株 |
| 売り残(10/22) | 32,500株 |
中期比較では買い残の整理と売り残の増加が見られますが、直近5公表日の比較では売り残も減少しています。信用需給の改善だけで上昇を予測することはできません。
信用残高の変化は上の表に掲載した確認済み数値に基づいて評価しています。信用需給の推移図は掲載していません。
4.出来高とモメンタム
図1の下段には週単位に集計した出来高を表示しています。一方、直近3日平均出来高は比較対象となる前10日平均の約1.19倍で、14日RSIは55.42です。これらは日足データに基づく指標であり、図1の週次出来高とは集計期間が異なります。短期的な改善の兆しはありますが、強い資金流入や上放れを確認したとは判断できません。
5.業績面の評価
直近決算は前年同期比で売上高4.0%増、営業利益5.3%増、通期予想は据え置きです。営業利益の進捗率の前年同期差は約−2.28ポイントであり、業績の全面的な加速とは評価していません。9月7日公表のコルモピア21店舗事業譲受契約を事業材料として確認する一方、月次売上伸び率の鈍化を追加の上昇材料として扱っていません。
6.今後の重要な価格水準
| 価格 | 位置付け |
|---|---|
| 3,602円 | 主要抵抗線 |
| 3,329円 | 10月23日終値 |
| 3,022.52〜3,209.48円 | 主要支持帯 |
| 3,116円 | 支持中心 |
終値から主要抵抗線までの距離は約8.20%です。今後は短期移動平均線の維持、上昇日の出来高、抵抗線への接近・突破を観察します。支持帯の明確な下抜け時には底練り継続の前提を再評価します。支持帯は反発を保証しません。
7.前回注目した銘柄の変化
| 銘柄 | 終値 | 今回の扱い |
|---|---|---|
| コカ・コーラBJH(2579) | 3,901円 | 10月30日の決算待ち |
| 積水化学工業(4204) | 2,586.5円 | 10月30日の決算待ち |
| サワイGHD(4887) | 1,717.5円 | 流動性基準未達 |
| ゴールドウイン(8111) | 2,165.5円 | 流動性基準未達 |
決算の近い銘柄は価格変動リスクを考慮し、決算リスクの判定基準に従って新規正式候補化を見送っています。サワイGHDとゴールドウインは20日平均売買代金が10億円の基準に届きません。
8.今週のまとめ
しまむらは長期の底練り、移動平均線の収斂、信用買い残の整理、短期的な出来高変化により71点のB評価となりました。一方、主要抵抗線は未突破であり、上放れ直前とは判定していません。今後も上昇の可能性を示す条件と、その見通しを否定するリスクを併せて検証します。
本記事は2026年10月23日を株価基準日とする情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
出所:株価・出来高の実測データ、JPX公表信用取引情報、各社IR資料。総合評価・支持帯・抵抗線はChart Craft独自の判定基準。銘柄選定の詳細は基準日2026年10月23日の選定記録を参照。

